常念山脈(長野) 常念岳(2857m) 2019年10月5日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 2:12 駐車余地−−2:19 林道終点−−2:31 山の神−−3:10 大滝−−3:53 笠原沢−−4:18 胸突八丁−−5:34 最終水場−−5:09 常念乗越−−6:10 常念岳 10:11−−10:39 常念乗越−−10:59 最終水場−−11:09 胸突八丁−−11:24 笠原沢−−11:47 大滝−−12:02 古池−−12:08 山の神−−12:14 林道終点−−12:19 駐車余地

場所長野県安曇野市/松本市
年月日2019年10月5日 日帰り
天候快晴、弱風
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場一ノ沢林道沿いに数か所に分散し駐車場、駐車余地あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望晴れれば文句なしの大展望
GPSトラックログ
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コメント台風崩れの寒冷前線を伴った低気圧が通過直後で北西の強風が予想される中で常念岳に。しかし予想外に風は弱く南風。上空は快晴! 風が弱い影響か空気の透明度は格段にいいとは言い難い状況だった。風邪気味の体調で登ったので弱風&日差したっぷりの天候は有り難かった。前日は悪天のため常念小屋宿泊者は20名らしかったが、日が高くなると土曜に入山した登山者で賑わうようになった。新規導入のデジカメも活躍した




最終駐車余地出発 林道終点のトイレ
山ノ神 古池
笠原沢 胸突八丁
最終水場 第一ベンチの倒木は先週のまま
常念乗越。予報に反しほぼ無風 東の空は既に明るい
常念小屋 明るくなりライト不要に
常念小屋を見下ろす。テントは皆無 槍穂の稜線が焼けてくる
雲海から日の出 常念岳の影
気温は+5℃ 常念岳山頂
常念岳山頂から見た南〜西〜北の展望(クリックで拡大) これ以降は新しいデジカメで撮影
常念岳山頂から見た南アルプス(クリックで拡大)
常念岳山頂から見た立山、剱岳、後立山
常念岳山頂から見た針ノ木岳と燕岳
常念岳山頂から見た中央アルプス〜木曾御嶽
常念岳山頂から見た槍ヶ岳。光学30倍で撮影。山頂に人がいるのが分かる
常念岳山頂から見た水晶小屋と水晶岳。光学20倍では見えなかった水晶小屋が判別可能になった
常念岳山頂から見た八ヶ岳
常念岳山頂から見た北鎌尾根
私より先に山頂にいたハイカー。長時間写真撮影していた 常念岳山頂から見た蝶ヶ岳。テント皆無
常念岳山頂から見た後立山 常念岳山頂から見た硫黄岳
常念岳山頂から見た白山 常念岳山頂から見た奥穂高岳山頂の祠
常念岳山頂から見た穂高岳山荘 常念岳山頂から見た北穂高小屋
常念岳山頂から見たヒュッテ西岳 常念岳山頂から見た大天井岳と大天荘
常念岳山頂から見た三俣山荘 山頂に4時間滞在して下山開始
多くの登山者とすれ違う もう立山剱岳は見えなくなった
小屋くらいの標高で紅葉の盛り 常念乗越。もう秋で日光を浴びても暑くない
常念岳を振り返る 安曇野は朝から雲海のまま
倒木は先週のまま 第一ベンチの倒木
一ノ沢沿いを登ってくる登山者 最終水場は賑わう
ミヤマトリカブト 雲海に突入
胸突八丁が雲海ギリギリ 笠原沢
王滝 古池
山ノ神 林道手前の倒木も先週のまま
林道終点。もうお昼で入山のピークを越えた 路側にも駐車あり
最終駐車余地到着


・今週末も微妙な天候。当初は台風の影響で雨の予報だったが徐々に良い方向に移行。しかし台風から変わった前線を伴う温帯低気圧の影響で土曜日は強風確実で、冬型の気圧配置にようになり日本海側で悪天の予報で、北アルプス、特に後立山は悪そうだった。いくつか天気予報を見ると南ほど天候の崩れが小さく、出かけるなら常念山脈南部が最も天候の崩れが小さいと思えた。しかし晴れるかどうかは微妙で、土曜の時点で風速は平均で10m前後の予報で、稜線はかなりの強風だろう。

・今回から新しいデジカメを持参。古いデジカメは5年間の使用であちこちにガタがきて起動しなかったり、効かないレバーがあったりと満身創痍。もう十分に役目を果たした。新しいデジカメはパナソニック製。今ではコンパクトデジカメの選択肢は少なく、少し古い型で値段が下がった機種で希望する機能があるのは2機種しかなかった。取説が膨大で全部読んで覚えるのは不可能で、必要最低限の知識を吸収して初期設定した。

・金曜日に風邪気味となってしまい土曜日はおとなしく寝ていた方がいいかとも考えたが、私の場合、軽い風邪なら体を動かして強制的に体温を上げた方が治りが早いことが多いので、まずは出かけるだけ出かけてみることにした。登山口で雨だったら諦めて帰ればいいだろう。

・金曜夜の安曇野は雲が多く小雨が降っていたが、夜中には満天の星空になっていた。下界では日中は強い南風だったが夕方には風は収まっていた。

・金曜夜の一ノ沢の駐車場はガラガラ。ここ3日くらいは台風の影響で悪天続きだったから仕方なかろう。林道終点に最も近い駐車余地には車が1台だけだった。夜中に2台追加で満車状態に。

・稜線の強風を考慮して山頂到着は日の出より遅らせることに。予報では時間が遅いほど低気圧と前線が離れて風が弱まるはずだった。それでも今日の日中は8m/s前後の風が続く予報だった。2時半前に出発。常念岳山頂到着は6時半の見込み。0時くらいに2人の登山者がライトを点けて登っていったが、2時間のビハインドでは追いつくことは無いだろう。

・林道終点から登山道に入ってすぐの倒木は先週のまま。もう常念小屋の営業終了は近く、この分だと処理は来年かなぁ。このままでも大きな影響はないからいいけど。

・各沢の水量が増えているかと思ったら先週と同じ程度で、山でも大した雨量ではなかったようだ。

・先週と違って今週は満天の星空。しかも夏とは違って星が明るく空気の透明度が良好らしい。ここで新しいデジカメで星空を撮影してみた。フルオートなのでシャッター速度など不明だったが、帰って確認したら1/4秒だった。一般的なコンパクトデジカメでは手持ちではこの程度のシャッター速度が下限。古いデジカメも同じ速度だが星が写ったことは無かったのが、今回初めて星が写っていた。そもそも、古いデジカメでは星空だとピントが合わない。新しいデジカメはシャッター速度を60秒まで延ばせるので三脚等を使えばまともな星空が撮影できそう。

・天気予報では北西の強風が予想されているが、一ノ沢コースは常念乗越まで山が風をブロックするのでどの程度の風が吹いているのか分からない。ただ、胸突八丁から上部の左岸高巻地帯で風を感じたので、稜線ではやっぱり強風かと思われた。

・最終水場で私より約2時間前に出発した男女ペアに追いついた。ここで200ccほど水を補給。ただ、稜線で強風なら体感温度がかなり下がるので、寒くて喉の乾きはないだろうけど。

・第一ベンチの倒木は先週のまま。

・常念乗越に到着すると、常念岳への斜面には光は見えない。そもそも昨日小屋に泊まった登山者がかなり少ないだろう。この分だと山頂到着時は無人だな。反対の大天井岳方面に向かう1人の光がちょうど出発したところだった。

・心配していた風は鞍部でもほとんど吹いていなかったのは驚き。いい方向に予報が外れてくれた。上空の星はそのままで快晴が続いている。先週は見えなった槍ヶ岳山荘と北穂高小屋の光もはっきりと見えていた。

・計画通り、山頂到着前に日の出を迎える。東は一面の雲海で志賀高原の山は全て雲海に沈んでいるほど雲が高く、奥日光の山々は今回は見えなかった。浅間山がかろうじて判別できる程度。槍穂の稜線が赤く焼け、時間が経過すると常念岳の影がその稜線に写った。

・日の出から約20分後に山頂に到着。絶対に無人だと思ったのに蝶ヶ岳へ下り始める小尾根突端に人の姿が。三脚を立ててかなり長時間、あちこち移動しながら写真撮影していた。少なくとも私より40分以上早く山頂に到着していないと、ライトの光が見えないなんてことはあり得ない。

・風が弱い影響か、空気の透明度は最高レベルではなく南アルプスが霞んでしまっていた。でも南端は深南部の黒沢山まで見えた。逆方向の妙高火打方面は山影は全く見えない。雲海に沈んでいるのではなく雨雲がかかっているようだ。ラジオの天気概況では新潟は悪かった。

・山頂到着後30分程度で次の登山者が登ってきた。小屋の宿泊者は20名とのこと。少ないが昨日の天候を考えると20人も登ったやつがいたのかと感心する。昨日は風雨が強くガスって展望皆無だったとのことで、今日は文句なしの大展望で良かった。

・小屋宿泊者が終わってからは日帰り登山者が登ってくるようになった。いつもより遅い時刻まで山頂にいた影響もあるだろうが、思ったより人数が多いのに驚いた。天気予報では早くも明日は崩れるとなっているので、今日のうちにと考える人が多いのかも。

・山頂に約4時間滞在して下山開始。真夏ならこんな真昼間に歩いたら汗だくだが、もう秋が深まって直射日光を浴びても暑くはない。一ノ沢へ下ると胸突八丁付近で雲海に突入して涼しくなった。すれ違った人数は100名には達しなかったか。通常の夏山週末よりは減っている。

・林道に出て駐車状況を確認すると、夏山シーズン真っ盛りの週末よりは減っていた。駐車場付近の路側駐車が皆無だった。

・帰ってから写真整理を行ったが、新規導入のデジカメの光学30倍は20倍より細部が見えていた。奥穂高岳山頂の祠が写っていたのは驚き。槍ヶ岳山頂の登山者数が分かるくらいだった。雲海でのピント合わせもばっちり。古いデジカメでは雲海にはピントが合わなくて、コントラストが薄い遠い山の撮影時に困ったものだが、新しいカメラではその問題は解消した。

 

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